近年、老若男女問わずに美容への意識が高まりつつあります。年を重ねてもいつまでも若々しくいたいと思っている方も多いことでしょう。今回は、美肌におすすめの美容成分について紹介していきます。美肌になるために摂取するといい栄養素についても解説していくので、ぜひ参考にしてください。
美肌におすすめの美容成分
美肌をめざす時に、積極的に取り入れた方が良いとされている美容成分は下記のとおりです。
- セラミド
- プラセンタ
- ヒアルロン酸
- コラーゲン
- アミノ酸
- ビタミンC誘導体
- レチノール
- NMN
それぞれの美容成分について詳しく見ていきましょう。
水分補充のベースづくりになる「セラミド」
セラミドは、角質層に存在する美容成分で、肌の水分保持や外的刺激から肌を保護する働きがあります。不足すると、水分を補給しても無意味になると言われています。
そのため、優れた美容成分を配合した美容液でスキンケアを行なっても、期待した効果が得られないことがあるのです。
セラミドは、敏感肌や乾燥肌で悩む方は積極的に取り入れると良いと言われています。
そのほかにも、下記のような肌トラブルに効果的と言われています。
- 特に乾燥する季節(秋や冬)に肌荒れを起こす方
- 肌のキメが荒い方
- シワが気になる方
エイジングケアには欠かせない「プラセンタ」
プラセンタは、ターンオーバーを促進する美容成分として有名です。
メラニンを抑制する働きや、色素沈着を抑止してくれる働きも期待されており、シミやくすみの悩み改善に最適な美容成分です。
皮膚を柔らかくし、細胞増殖を促し、抗酸化も期待できるため、ニキビ肌改善のために取り入れたい成分のひとつでもあります。
プラセンタは、肌トラブルに対してオールマイティに対応しています。
そのため、下記のような肌トラブルを抱えている方におすすめです。
- シミを改善したい方
- 肌のゴワつきを改善したい方
- 大人ニキビにお悩みの方
- くすみや黒ずみを改善したい方
- 乾燥肌で悩んでいる方
保湿で弾力のある肌へ「ヒアルロン酸」
ヒアルロン酸は、保湿に長けている美容成分と言われています。
これが減ると、肌の弾力がなくなるとも言われているため、もちもち肌をめざしたいときに積極的に取り入れたい美容成分でもあります。
メジャーな美容成分であるため、ドラッグストアなどでも手軽に購入できます。
ヒアルロン酸の嬉しいポイントは、低刺激であることです。
そのため、敏感肌の方でも試しやすい美容成分で、下記のような悩みを抱える方におすすめです。
- 敏感肌
- 肌がゴワつく、かたい
- 乾燥肌
- 弾力がない肌
抗老化機能が期待できる「コラーゲン」
コラーゲンはメジャーな美容成分でもあり、特に保湿と抗老化に対して期待できる成分です。
しかし、ただやみくもに取り入れるだけでは、本来の働きが期待できない点に注意が必要です。分子は大きく、肌へなかなか浸透しないと言われています。
肌へのハリやツヤを期待する場合には、より分子が小さくナノ化された「加水分解」タイプを選ぶようにしましょう。
加齢とともにハリ・ツヤが衰えた肌には、コラーゲンがおすすめです。
下記のような肌のお悩みにぜひ取り入れたい美容成分です。
- 乾燥肌
- 肌にツヤやハリがなくなってきた方
- たるみが気になる方
美肌のベースづくりに!「アミノ酸」
アミノ酸は、天然保湿因子と言われることもあり、角質層の保湿に働きかけます。肌の保湿機能を良好に保つためには、必要な美容成分とも言われています。潤いが欲しいと思っている方は、アミノ酸が配合された化粧水や美容液でスキンケアしましょう。
美肌のための土台をつくりたいと思っている方にアミノ酸はおすすめの美容成分です。
下記のお悩みを改善したい方によいでしょう。
- 乾燥で潤いがなくなった方
- 肌質改善したい方
- 肌のキメが乱れている方
厚生労働省が認めた美白成分「ビタミンC誘導体」
ビタミンC誘導体は、美白ケアとして注目を集めている美容成分です。コラーゲンの生成を促したり、ニキビを予防したりする作用も期待できます。
ほかの美容成分と一緒に使用することで、より美肌へと近づくでしょう。
ビタミンC誘導体は、抗酸化作用もあると言われています。
ほかの美容成分を使用したあとに、美容液として使用すると良いでしょう。
- シミを改善したい方
- くすみを改善したい方
乾燥による小ジワ改善に!「レチノール」
レチノールは、乾燥が要因となって目立つようになった小ジワの改善に最適な美容成分と言われています。
ほかの美容成分と比較すると刺激が強いと言われているため、パッチテストをして自分の肌質と合っているか事前にチェックするようにしましょう。
レチノールは、シワ改善に有効的な美容成分と言われています。
刺激は強めの成分のため、敏感肌の方は、使用前にパッチテストをするようにしてください。
- 加齢とともに目立つようになったシワ
- 乾燥によって肌荒れする方
次世代のアンチエイジング成分「NMN」
NMNは、長寿遺伝子であるサーチュインに働きかける美容成分として近年注目されています。
美容だけではなく、体重増加の抑制、筋肉の質の向上、認知機能低下の抑制なども期待できる美容成分と言われています。
NMNは、美肌だけでなく健やかに日々を過ごしたいと思っている方におすすめの美容成分です。
サプリメントなどで手軽に取り入れることが出来ます。
- いつまでも若々しくいたい方
- 健康にも気をつけたい方
- 生活習慣疾患の改善をめざす方
美肌にはインナーケアも大事!おすすめの食材
美肌をめざすときには、インナーケアも重要です。食生活と肌の状態は関連していると言われています。栄養素が偏ってしまうと、肌トラブルを招く原因となります。
美肌をめざす際に、積極的に摂取すると良いと言われている栄養素を紹介します。
- 美肌をめざす上で摂取した方がいい栄養素
栄養素 | 概要 | 代表的な食材 |
タンパク質 | 肌や臓器、髪や爪、ホルモンや酵素、免疫物質の生成に必要な栄養素 | 卵類・肉類・豆類・乳製品(牛乳やチーズ、ヨーグルトなど) |
ビタミンA | 皮膚や粘膜の機能維持に必要な栄養素 | レバー・うなぎ・焼き海苔・大葉・人参・チーズ・卵 |
ビタミンB群 | 血液や体液に溶け込む水溶性ビタミンの一種 代謝に必要な酵素を補助する働きのある栄養素 | 肉類(豚・牛・鶏)・レバー・納豆・赤身魚(カツオ・マグロ)・秋刀魚・バナナ |
ビタミンC | タンパク質の代謝をサポートする水溶性ビタミンの一種で、コラーゲン生成に必要な栄養素 | ブロッコリー・苺・キウイ |
ビタミンE | 肌の老化を抑制する脂溶性ビタミンの一種である栄養素。 | ほうれん草・ブロッコリー・トマト・ひまわり油・キウイ |
亜鉛やマグネシウム | 亜鉛は、皮膚トラブルを抑制する栄養素 マグネシウムは、タンパク質の生成に働きかける栄養素 | 【亜鉛】 牡蠣・甲殻類(海老・蟹など)・卵・チーズ 【マグネシウム】 アーモンド・枝豆・ジャガイモ・バナナ |
食物繊維 | 腸を整える作用や血糖値の上昇の抑制、コレステロールの低下などに働きかける栄養素 | キャベツ・ごぼう |
必須脂肪酸 | 体内では生成することのできない脂肪酸であり、三大栄養素のひとつ 美肌に推奨されているのは、オメガ6脂肪酸とオメガ3脂肪酸 | 【オメガ6脂肪酸】 大豆油・コーン油 【オメガ3脂肪酸】 亜麻仁油・エゴマ油 |
まとめ
今回は、美肌について紹介をしてきました。美肌に導く美容成分は様々あります。自分の肌トラブルや肌状態にあった成分を選ぶことで、お悩みの改善につながるでしょう。
また、インナーケアをすることで、体内から美肌づくりの土台を築くことができます。摂取する食物にも注目してみると良いでしょう。